【別名】 
香叶(シャンヨウ)、ローリエ(フランス語: laurier)、ローレル(英語: laurel)、ベイリーフ(英語: bay leaf) 


【概要】 
 月桂樹はクスノキ科の常緑高木。葉、実は、それぞれ月桂葉、月桂実という生薬名を持つ。 
 葉にはシネオールと呼ばれる芳香成分が含まれ、葉を乾燥させたものを香辛料として広く流通している。 
 葉はヒステリーの人に効果があるといわれる。欧州の伝承療法では、毎朝2枚の月桂樹の葉を食べることで肝臓を強くすることができるとされている。浴用料としては神経痛、冷え性に良いと伝えている。ハーブなどにも利用されている。
 地中海沿岸原産。 


【薬性】 
温 
※「薬性」の説明 


【薬味】 
辛 
※「薬味」の説明 


【帰経】 
肝・腎・脾・胃 
※「帰経」の説明 


【薬効】 
健胃理気、脘腹疼痛、打撲損傷、疥癬(かいせん)作用。 
※「薬効」の説明 


【薬膳としての働き】 
1.葉には芳香と苦味があり、魚や肉の煮込み料理によく使われる。 
2.葉には精油が1〜3%含まれ、主成分としてシネオール、オイゲノール、ゲラニオールが含まれ、唾液の分泌を促進し、食欲の増進や消化を助ける。 
3.芳香性健胃、駆風薬、去痰薬、利尿薬として知られている。
 ※「薬膳としての働き」の説明