【別名】 
陳橘皮(チンキッピ)、(英名: Mikan、学名:Citrus unshiu Markovich) 


【概要】 
 ミカン科の常緑低木で、ウンシュウミカン又はマンダリンオレンジの成熟した果皮を陰干しして乾燥させ、1年たったものは陳皮と呼ばれる生薬になる。 
 漢方では理気・健脾・化痰の効能があり、消化不良による腹満感や嘔吐・痰が多くて胸が苦しいときなどに用いる。 
 香辛料としては日本の七味唐辛子や中国料理の五香粉などにも配合されている。また、中華料理では動物性食材に入れて調理することによって、臭み消し、香り増やす、旨みを引出し、脂質を抑え効果があるとされよく使う。 
 中国原産のミカンはかなり古い時代に日本に渡来し、品種改良によってウンシュウ、キシュウなどの種類が生まれた。現在では熊本、佐賀、愛媛、和歌山、静岡など海岸沿いの温暖な地方で栽培され、日本の冬に欠かせない果物になっている。 


【薬性】 
温 
※「薬性」の説明 


【薬味】 
辛 
※「薬味」の説明 


【帰経】 
脾・肺 
※「帰経」の説明 


【薬効】 
中枢抑制作用、抗痙攣作用、抗炎症・抗アレルギー作用、健胃作用、肝障害改善作用。 
※「薬効」の説明 


【薬膳としての働き】 
1.理気健胃(りきけんき):胃の機能を高め、気の巡りをよくし胸腹脹満、嘔吐、食欲不振を改善する。 
2.止渇潤肺・燥湿化痰(しかつじゅんぱい・そうしつかたん):肺を潤し、のどの渇きを止め、咳、痰を取り、下痢症状を改善する。 
※「薬膳としての働き」の説明