【別名】 
白芷(ビャクシ)、芷(シ)、芳香(ホウコウ)、香白芷(コウビャクシ)、(学名:A. dahurica (Fisch.) Benth. et Hook) 


【概要】 
 セリ科シシウド属の多年草ヨロイグサの根を漢方薬、または香辛料として用いられる。 
 消炎・鎮痛・排膿・肉芽形成作用がある。皮膚の痒みをとる。血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、古来中国の宮廷の女性達により美容用とされていた。また鎮痛、鎮静の効果のため、五積散などの漢方処方に配合される。 
 東シベリア、中国北東部、朝鮮半島、本州西部、九州など栽培されている。 


【薬性】 
苦 
※「薬性」の説明 


【薬味】 
辛 
※「薬味」の説明 


【帰経】 
肺・脾・胃 
※「帰経」の説明 


【薬効】 
鎮静、鎮痛、排膿、通経、止血、抗菌作用。 
※「薬効」の説明 


【薬膳としての働き】 
1.解表・止痛・止帯・排膿などの効能があり、頭痛・歯痛・前額部痛・鼻炎・腹痛・下痢・帯下・湿疹・腫れ物などに用いられる。 
2.感冒頭痛に使用する。とくに前額部の痛みに適している。また、産前産後の感冒頭痛にも適している。 
3.風熱による歯痛には石膏などの清熱薬を配合し、節や癰の腫脹疼痛に清熱解毒薬を配合して用いる。 
4.白芷の鎮痛作用を利用して、抗菌の効果もある。頭部挫傷・頭部外傷による腫脹・疼痛に用いると症状を緩解する。
※「薬膳としての働き」の説明