
【別名】
高良姜(コウリョウキョウ)、(学名:Rhizoma Alpiniae Officinarum)
【概要】
ショウガ科のコウリョウキョウ属の多年生草本植物で、草丈は0.8-1.0m。根茎は紫紅色をしています。長さ20〜30cm、幅1.5〜2cmと細長く、先端が尖った葉をもち、4〜10月には、白地に赤紫色の脈がある小花が咲きます。果実は約1cmほどで、熟すと朱色になる。夏末秋初に栽培後4-6年のものを掘り出して収穫する。良姜の根茎を乾燥したものを漢方生薬、または香辛料として使用される。中華香辛料「五香粉」の原材料の一つである。
中国の広東、広西、雲南、海南島などに主産する。
【薬性】
熱
※「薬性」の説明
【薬味】
甘
※「薬味」の説明
【帰経】
脾・胃
※「帰経」の説明
【薬効】
散寒止痛、循環促進・健胃・鎮痛作用。
※「薬効」の説明
【薬膳としての働き】
1.温中散寒(おんちゅうさんかん):胃脾胃を温め、寒邪を取り除き、腹の冷え、嘔吐、水様便などを改善する。
2.行気止痛(こうきしつう):気の巡りを良くし、消化を促進し吐き気、嘔吐、げっぷ、胃腹疼痛、腹脹などを改善する。
※「薬膳としての働き」の説明